1位は「いただきます」 孫の代まで残したい言葉調査
http://www.sankei.co.jp/news/040919/sha054.htm
うーむ、やはりしょうもないのが並びますね。「いただきます」って僕も頻繁に使いますけれど、この「いただきます」は食事のときのことをいってるのかな。だとすると昨今は「いただきます」というよりかは「イタダキマス」という感じで記号化しちゃってると思います。言葉が大事なのではなしにその言葉を使う、ないし、その言葉で表現しようとしている気持ちが大事なのだと思います。言葉自体の価値というのは逆転した発想です。

文字の力とか言語の含みとか、言霊、言の葉とかいうことを思考するときは、そういうのを考慮しなきゃならないでしょう。それはたとえば、太鼓などの音(空気の振動)自体が身体を振るわせて感じさせる感動と、そのリズムの心地良さに打たれる感動と、そのメロディの精神性にこころ惹かれる感動とを、そういったものをある程度区別する必要があるのと似ていると思います。お経や念仏の意味的側面になにか力があるとはあまり思えないでしょう。言語に内在するとかいうよりは言語行為に属することかなと。