ネタ記事の紹介の仕方に関して

ネタ記事の紹介の仕方と、その反応リンク集

かーずSP戯れ言 さんとその母屋 かーずSP さんより。この問題は虚構新聞社さんの閉鎖騒動あたりからホットなテーマです。

僕としては、嘘ニュースの「紹介」ということ関していうとやはり「これは嘘ニュースだ」と表記するか、少なくともそのことを仄めかす必要があるかなと思います。そもそも嘘ニュースがなぜ面白いかというと「それが嘘だから」ではないでしょうか。実にもっともらしい嘘だ(と読む側が理解している)からこそ、それが皮肉になり風刺になるわけで、嘘ニュース制作者さんたちの目論見も「人を騙すこと」にあるわけではないはずです。

ですから、その嘘ニュースを見る前に「これは嘘ニュースだ」と知っていることは、なんらそのニュースの価値を貶めるものではないのではないと僕は思います。むしろ、それが「嘘ニュースだ」と知らずに読むほうが「嘘ニュース」の魅力が半減されているのではないかと思うわけです。まあ、いずれにせよ、「紹介」という点でいうと、それはやはり「嘘ニュースは嘘ニュースとして」きちんと紹介したほうが良いと思います。

追記

上記の話題に関してもう少し。この問題が厄介なのはウェブに「ネタ文化」と呼ばれるものがあったり、同時にそれに反対する「硬派なガチ・ユーザー」がいたりするからです。その上で、玄人と素人との「情報の取り扱いに関するスキル」だったり「空気を読む力」の差があったりで「そんなことに騙されるなよ」とふと思ってしまうようなことにも「実際に騙されてしまう人がいる」という事情が絡み合い、面倒なことになっています。また、より根源的には「嘘は何故いけないのか」といった問題もあるでしょうし、逆に「正しい知識とはなにか」という問題もあります。というわけで「わかっている人だけわかっていりゃいいじゃん、騙される奴が悪い」という安易な結論になりがちなわけですが、やはりそういうわけにもいかないでしょうね。