やりすぎアステロイド

Asteroids
http://www.johntear.com/asteroids.html

下でも紹介しているけれど、夜な夜なアステロイドをやっていたりします。でさ、18面が限界でそれ以上さきに行けないわけ(上画像参照)。これほど難しいと20面で完全攻略じゃないのかなと思っているのですが、もしかすると、そもそもクリアが用意されていないのかもしれないです。そこら辺り、わかりません。

というわけで、散々やっているので少し攻略法(攻略してないんだけどさ)というか、こうしたらわりといい感じに進めるぜ的なことをまとめてみたいと思います。かなり細かいことを言いだすと思うので、あまりやっていない人やこれからやる人には参考にならないと思います。はまっちゃってる人は参考にしてみて下さい。

まず思うに、このゲーム攻略の要素はふたつに分けられます。

  • 「墜とし方」
  • 「避け方」


これです。ところで、「攻撃は最大の防御なり」とかいいますが、「攻撃は攻撃、防御は防御」で、まるで別の行動です。なので、本来的には先の言葉は詭弁です。攻撃はそれが最大だろうが最小だろうが、防御にはなり得ません。しかし、個対個の戦闘ではなしに全体的な「戦力」ということを考えるならば、この言葉はわりかし納得できそうです。自分に向けられる戦力をできるだけ無にすること、つまり、究極的には攻撃を仕掛けられないことは確かに最大の防御だと言えそうだからです。

いわゆる「百戦百勝善の善なるものに非ず、戦わずして勝つ、これ善の善なるものなり」というやつです。できれば戦いは避けなければなりません。つまり、先の言葉は具体的な戦闘行為というよりは、戦いには戦略的な発想こそが重要であるということ、また、実際に戦闘が始まってしまった段階で防御というものを考えているのは間抜けだということを教えています。

そういったわけで隕石は襲いかかってきます(まあ、ただ回っているだけだけどさ)。そして、こちらは防御不可です。少しでも隕石に中れば死にます。したがって、隕石は墜とさなければなりません。つまり、このゲームは戦闘の回避と戦闘からの逃亡という選択肢がないので「攻撃は最大の防御なり」と言い切れます。なぜなら、殲滅してこそ、そして、殲滅のみが敵の戦力が無に帰するからです。そこで、攻撃が最良の選択だということはわかります。さらにここから、攻撃力が最大になる攻撃こそが最良だということが推測できます。


【いかにして機体の攻撃力は最大になるか】

ひとつ、解明しなければならないのはこれです。これにはまず相手方の戦力、ないし動きを知る必要があります。「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」です。「彼を知らずして、己を知れば、一勝一負」で、「彼を知らず、己も知らざれば、戦うごとに必ず危うし」というわけですから、まあ、知るに越したことはないという感じです。いや、知らなければなりません。

隕石は「大きさ」「速度」「軌道」の三要素が重要です。最も危ないのは「小さい、速い、縦周り軌道を小さい周期で動いている隕石」です。でまあ、奴らは同じ方向に向かって(フィールドの条件上)少しずつ軌道をずらしながら回っているので、連中の戦力に対してこちら側の攻撃力が最大になるのは「長方形の対角線上に奴らを墜とすのに十分な威力を持ったレーザを一定時間放つ」ことです。これで、レーザと平行に飛ぶ隕石以外は必ずひと回りするうちに墜ちます(実際には、機体が放つのはレーザではないので、弾の命中を逃れる隕石や、爆発した隕石の影に隠れて墜ちない隕石もでる)。

これでこちらが攻撃する際の作戦は決まりました。「できる限り長い直線を引けるように一定方向に弾を撃ちだす」ことです。さらに、このゲームでは攻撃力を増補するアイテムとして「ファンネル」が用意されています。これは単純に考えて「攻撃力を三倍にするアイテム」です。これを持った状態で上記の作戦を取るのが、このゲームにおいて自分が最大の攻撃力を発揮したときだと言えそうです。

「Level.15」辺りまではファンネルは「ほぼ無敵アイテム」なので、「Level.10」以降は出現した瞬間、できる限り取るのが好ましいです。が、「Level.10」より前の段階では、それは必ずしも最良の選択ではないように思います。それは次の理由によります。


【いかにして機体の攻撃力は保持されるか】

前の節が「墜とし方」にかかわるのなら、こちらは「避け方」にかかわります。しかし、このゲームにおいては「攻撃こそが最大の防御である」とさきほど明言したので、この避け方というのは「防御のため」ではなしに「攻撃のため」に行われる行動だと考えたほうが無難です。このゲームに「防御」という行為はありません。あるのは「攻撃力の維持のために機体をできるだけ守る」という攻撃のための戦略です。防御力を最大にするために、できるだけ攻撃力を最大にする攻撃をし、その攻撃力を維持するために、機体を守るわけです。

このことにより、攻撃力を三倍にまで引き上げるファンネルを奪取することが必ずしも最良の選択だとは言えないことがわかります。「安全な場所にいる」ということが機体の維持に繋がり、それが攻撃力を保つからです。安全な場所を離れるということは、著しい戦力の減退に繋がります。端的に言うと「隕石にアタックされる可能性が高まる」わけです。ファンネル奪取による攻撃力の増補か、安全地帯を離れることによる攻撃力の減退か。ここの判断は現場の指揮官(つまり、あなた)と操縦者(つまり、あなたの指先)にかかっています。そして、僕が思うに「Level.10」以前は「取りに行かないほうが良い」場合が多いだろうということです。

ちなみに、隕石の軌道という個別の条件を考慮しないとき、全般的にもっとも安全なのは「中心」です。なぜなら、上は下に繋がり、右は左に繋がっているので、このフィールドは我々に見えているところは四角いが、実は球形のフィールドで戦っていると考えて良いでしょう。だとするならば、上下左右の状態がわかる(つまり、世界全体を見渡せる)位置が最良だということがわかります。

以上のことからわかるのは、攻撃力が最大である状態は「常に一定ではない」ということです。なぜなら、攻撃力のふたつの要素、「撃墜」と「機体の保持」で最良の選択が異なるからです。「撃墜」の場合は「フィールドの頂点」が機体の位置として最良の選択です、一方、「期待の保持」のためには「フィールドの中心」が機体の位置として最良だからです。したがって、隕石の状況によって、最大の攻撃力を持つ場所というのは変わることになります。つまり、このゲームには必勝法がないということです。

しかし、唯一の例外があります。「撃墜」側の攻撃力を増補するアイテムが「ファンネル」だとすると、「機体の維持」側の攻撃力を補強するアイテムに「バリア」があります。これを取ると機体は一定時間「無敵状態」になります。つまり、「機体の保持」という要素を一定時間無視できるということです。このときに取らなければならない行動は、上記からわかる通り、「フィールドの頂点から中心に向かって弾を撃つ」ことです。


【具体的な戦略】

というわけで、以上のことを要約すると「できるだけ危険を冒さずに、できるだけアイテムを取るようにし、一定方向に一定時間、弾の移動が最長になるように、弾を連射する」ことがもっとも良いだろうということです。というか、それがわかって攻略できないっつうの。最後の要素としては「頑張る」ことです。で、具体的なことをいいだします。

  • 制限された機体数


このゲームは「機体の増加」という要素がないので、「三機」で攻略しなければいけません。三度墜とされたらお終いです。で、完全攻略ということを目指すならば、「Level.10」辺りまでは無傷で到着したいところです。そこで重要になるのは「Level.7-9」あたりです。この辺の面はアイテムを取らないでも攻略できるのだけど、アイテムを取るともっと楽に攻略できる面です。先を急いで楽をしようと思うと墜ちないで良いところで墜ちることになります。できれば、中心から移動せずに攻略するのが望ましいと思います。ひとまず、アイテムの奪取には注意が必要です。

  • 墜とし方の基本


攻撃力が最大の攻撃をするということは上で言いましたが、それを具体的に展開させて考えると、基本的な作戦として「機体に向かって来る隕石から墜とす」ほうが良いといえると思います。これは当たり前に感じると思いますが、やっているとしばしば「隕石を墜とす」ことに熱中してしまい、このことを忘れがちです。ここはひとつ、「去るものは追わず、来るものは撃墜」の精神で頑張ってもらいたいと思います。

  • 避け方の基本


中心から動かないことが最良だと上で触れました。つまり、できる限り動かないことが望まれます。隕石が常に動き回っているので咄嗟に回避衝動に駆られますが、実のところ、中盤までは、隕石の軌道が機体の位置と重なることはあまりありません。機体をかすめるところを飛んできても、機体を回転させることで回避できたりします。また、機体の位置と隕石の軌道が重なるということは「撃墜」のチャンスです。

しかし、中盤からは、むしろ中心を少しはずした位置に機体を置いたほうが安全だと思います。隕石が増加するにつれて、中心は軌道が被りやすすぎます。一度中心をはずしてそこを通る隕石を撃墜して、また中心に戻るというのが良いように思います。

また、逃げるときは「直線的に逃げる」ことです。下手に進路を曲げながら回避するのは避けなければなりません。なぜなら、隕石は常に直線的に動いているので、こちらが弧を描いて動けばそれだけ衝突する可能性も高まります。必ずしも絶対ではないですが、機体の正面は無敵だと考えて良いですから、どうしても状況の変化に判断が追いつかない場合は正面に向かって突進するというのは効果的かもしれません。

  • アイテムを確実に取る


面のレヴェルが上がるにつれて、この重要性は上昇します。というのも、「Level.15」以降はおよそ最初の数秒のうちにアイテムがでないとまず攻略できません。そもそもアイテムがでるかでないのかもわからないところにきて、折角、アイテムがでたのに、それを取り損ねるというようなことがあっては、大失態です。でも、このアイテムの中り判定がね、すごい微妙なの。少しずれただけで取れてないとか。

そこで有効なのが「アイテム直前でターンする」という方法です。直進しながら左右のどちらかのキーを長押しすると慣性が働いてきれいに弧が描けます。これによって、直線的にアイテムに突貫するよりはよほど確実にアイテムを取ることができます。また、この技術はレヴェルが上がったときに真後ろから襲ってきた隕石を回避するときなどにも必要になります。この回避方法の利点は隕石のアタックを受ける可能性を機体の左右だけに絞れるところです。前後からのアタックは、最短時間で機体を反転回避しながら、同時に後方の隕石を撃墜することで防げます。

  • 勝負どころ


最初の五秒です。あるいは「フィールドにある隕石の全部が自分の軌道をひと回りする間」です。これでほぼ全てが決まります。ひとまず、「Level.15」以上は最初の五秒でアイテムがなかったら、終わりです。アイテムなしに機体を墜とされずに攻略することはおよそ不可能といっていいと思います。

逆に、最初の五秒を乗り切れれば、かなりの割合でその面を攻略できたと思っていいと思います。というのも、所詮、隕石は同じ方向に少し軌道を変えながら飛んでいるに過ぎません。フィールドにある隕石の全部がどういう軌道で飛んでいるのかさえ把握できれば、機体の操作を間違えない限り、隕石の軌道を避けつつ連中を撃墜するのは難しいことではないからです。

  • 最後の注意点


「諦めたら、そこで試合終了」

  • 終わりに


「頑張ろう」