東京は景気が良い、生産性が高いと言われるが、しかし、東京は日本で一番生産性の低い大都市。何の生産性か、それは子供の出生率において、0.98という最も生産性を示している都市。逆に言えば日本がみな東京のようになってしまったんで、日本は成り立たなくなるといえる。

 そのときの表現が、一字一句どうなっていたのかというのは、率直に申し上げて私が喋った全部、言葉尻までは覚えていませんから。少なくとも趣旨は、地域について申し上げたんです。生産性が高い、景気のいいといわれる地域が、出生率の点では低いところが東京など含めて多いということを申し上げました

 柳沢大臣の「女性は子どもを生む機械」発言に対する批判をかわそうと、私の過去の発言に与党議員が噛み付いている。私は「東京など生産性が高いといわれる地域が出生率では低い」と言う趣旨のことを、昨年12月、衆院本会議での不信任決議案の趣旨説明で発言した。農山村の地域社会をもっと重視すべきとの考えを述べた一節。私を批判する人は「生産」という言葉が「物」の生産を意味するから不適切と言う。しかし「生産」という言葉の意味は広辞苑によれば「生活の資を作り出す仕事」の次に「出産」とある。

 何人もの方が広辞苑にこうした解釈が載っている事をメールや電話で教えてくださった。その親切に心から感謝申し上げます。